頼もしい谷口の存在=守から攻へのキーマン―W杯サッカー・日本代表
日本は1次リーグの全3試合にフル出場したセンターバックの板倉(ボルシアMG)が、累積警告でクロアチア戦は出場停止となる。代役となりそうな冨安(アーセナル)が右太ももに不安を抱える中で、心強いのは谷口(川崎)の存在だ。センターバックを任せ、冨安をサイドで起用する選択肢もある。
1次リーグE組首位通過を決めたスペイン戦では3バックの左に入り、W杯初出場とは思えない安定したプレーを見せた。素早い危機察知能力に加え、何よりパスの技術が高い。筑波大時代、後に川崎も率いた風間八宏監督にボランチで起用されたことで視野が広くなった。ボールを奪った瞬間にパスの道筋を描ける。
中盤にタレントがそろうクロアチアには、ある程度ボールを保持されるだろう。守備からいかに攻撃へつなげるかがカギになりそうで、谷口は「できればボールを持って自分たちの時間を増やしたい」と話す。
2015、17年に国内組で臨んだ東アジアの国際大会で力を出し切れず、代表への思いを一層強くした。主将として川崎をJ1連覇に導くなど結果を残し、念願の舞台へたどり着いた。W杯初代表19人で31歳は最年長だ。
「歴史を塗り替えるチャンスを得られたので、この一戦に懸ける思いはすごく強い」。目標の8強入りへ、静かに闘志を燃やしている。(ドーハ時事)
[時事通信社]
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