失意乗り越えた増山=五輪王者に雪辱―柔道GS東京・男子90キロ級
タシケントの借りを東京で返した。男子90キロ級の増山は準決勝で東京五輪金メダルのベカウリを撃破すると、決勝は同五輪銀のトリッペルに一本勝ち。失意の底に沈んだ10月の世界選手権から鮮やかに立ち直ってみせた。
ベカウリとは世界選手権2回戦で対戦。パワーで勝る相手にがっちりつかまれ、何もできずに敗れた。今回は組み手で対策して密着を許さずにペースをつかみ、逆に得意の背負い投げで崩す場面も。延長で相手に三つ目の指導が入って決着した。
今大会の同階級には東京五輪代表の向、リオデジャネイロ五輪金のベイカーら日本の実力者も出場。ここで負ければ「やっと代表になれたのに、来年なれるか危うい位置になる」と危機感を持って臨んだ。強豪相手にも「負けっ放しではパリ五輪で金メダルを取れない」。一歩も引かずに攻め続けた。
男子日本代表の鈴木監督は「彼は練習量が魅力的だが、そこに研究や対策を入れればしっかり戦えると思った」と納得。23歳の伸びしろに期待していた。
[時事通信社]
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