期待高まる冨安=板倉欠く大一番―W杯サッカー・日本代表
悲願の8強入りまであと一つ。相手のクロアチアはドイツ、スペインにも劣らない攻撃力を持つ。しかし1次リーグ全3試合フル出場し、日本のDFラインを支えてきた板倉(ボルシアMG)が、累積警告で出場停止。大きな期待が懸かるのが冨安(アーセナル)だ。
1日のスペイン戦では右太ももの不安が完全に消えない中で後半23分から出場。右ウイングバックに入って逃げ切り勝利に貢献した。攻め上がったアルバに裏を突かれた場面でもとっさに対応してみせた。「いいコンディション調整になった」。クロアチア戦は負ければ最後。板倉不在の中、多少の不安があっても、スタートからピッチに立つ可能性が高いだろう。
どんな舞台でも動じない姿は、中学生になる前からあった。J1福岡の下部組織の監督だった藤崎義孝さん(47)は、冨安がセレクションを受けた時の印象と現在の姿を重ねる。「普段と変わらず、一番必要なプレーを落ち着いてできていた」。アピールしようと懸命な子たちの中で、泰然とした振る舞いは際立っていた。
高校3年時、福岡でJリーグにデビューし、ベルギーを皮切りに海外挑戦。「守備の国」と言われるイタリアで地位を確立し、昨夏、イングランドの名門の一員となった。高いレベルで日々もまれているからこそ、W杯でも気負うことはない。この1年はけがとの闘いでもあったが、真価を発揮する大一番がやってきた。(ドーハ時事)
[時事通信社]
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