熱戦の果てサウジアラビアとメキシコ両者敗退=静まるルサイル競技場―W杯サッカー
1次リーグ最終戦でしか起きない光景だった。メキシコがサウジアラビアに2―1で勝利したルサイル競技場。試合終了の笛が鳴ると、ピッチ上の22人全員がその場に倒れ込んだり、天を仰いだりして悔しさを表した。メキシコの主将、GKオチョアは、その場に立ち尽くした。
両チームとも決勝トーナメント進出の可能性があった。メキシコは勝利した上でポーランド―アルゼンチンの結果次第。サウジアラビアは勝てば無条件で突破だった。
序盤からメキシコが主導権を握り、後半7分までに2―0。アルゼンチンも後半22分に2点のリードを奪った。メキシコはこのままではポーランドを得失点差で上回ることができず、総得点数でも並び、警告数で不利だった。オチョアは「もう1点必要だとベンチから伝えられた」。終盤さらに攻勢を強めたが、3点目は生まれなかった。
サウジアラビアは後半ロスタイムに意地を見せて1点を返したが、焼け石に水。追い付いても、ポーランドが勝つ必要があった。スマートフォンで途中経過をチェックしていたであろうサポーターは、大声援を送った前半がうそのように、試合後は静まり返った。(ルサイル時事)
[時事通信社]
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