2022-12-01 15:30スポーツ

輝き放てず1次L敗退=不完全燃焼のエリクセン―W杯サッカー・デンマーク

 生命の危機を脱してたどり着いたW杯の大舞台。デンマーク躍進のキーマンとして期待されたエリクセンの挑戦が終わった。司令塔としてチームを決勝トーナメントに導くことはできず、不完全燃焼で大会を去る。
 オーストラリアに厳しくマークされながらも、要所で鋭いパスを通した。だが、試合中盤になると前線にボールが渡らない場面が増えた。エリクセンは立ち位置を下げて組み立てに加わるようになり、ゴール前で攻撃に絡む機会は減少。0―1からの追い上げはかなわなかった。
 昨年、欧州選手権の試合中に心停止で倒れた。選手生命も危ぶまれたが、「カタールでプレーしたい」との思いでリハビリに専心。再びピッチに舞い戻った姿はファンの心を揺さぶった。
 この日でW杯出場は9試合目となり、デンマークでは歴代2位のミカエル・ラウドルップに並んだ。「彼はスーパーヒーロー。去年とは違い、今は彼に頼ることができる」とケアー。復活を後押しした仲間にとっても、心の支えとなっていた。
 6大会目で初めて白星を手にできなかったデンマーク。失意のエースは、報道陣が待つミックスゾーンに姿を現すことはなかった。(アルワクラ時事)
[時事通信社]

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