41歳佐々木「中年の星に」=26年五輪へ、8年ぶり復帰―アルペンスキー
アルペンスキー男子で五輪4大会に出場し、8年ぶりに現役復帰した佐々木明(41)が、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指して本格始動する。来季のワールドカップ(W杯)出場資格を得るため、今季は北米や欧州の下部大会を転戦する予定。海外遠征前に東京都内で記者会見し、「中年の星になりたい」と意気込みを語った。
W杯の回転で2位に3度入った実績を誇り、14年ソチ五輪後、競技に一区切り。山岳スキーヤーなどとして活動していたが、昨夏の東京五輪と今年2月の北京五輪に心を動かされ、アルペン再挑戦を決断した。資金の一部はクラウドファンディングで募り、3400万円以上が集まったという。
地道にトレーニングを積み、今夏は南米に遠征。8月の国際スキー・スノーボード連盟(FIS)公認大会復帰戦は、極度の緊張で「何も覚えていない。気付いたらゴールしていた」という中で優勝。2戦目も勝ち、欧州のスキーメーカーから支援のオファーが相次いだ。好条件で契約を結び、厳しい戦いに再び臨む体制も整いつつある。
競技を離れていた間に、世界のレベルは格段に向上。若手選手は速く攻撃的に滑り、旗門はより厳しく設置されるようになった。「異次元。自分がやっていた競技じゃない」と感じながらも意欲をかき立てられた。
日本のナショナルチームとは距離を置き、26年五輪の出場枠獲得を狙う。40代での挑戦は世界的にも異例だが、「絶対に完結させる。そういう気持ちで、金メダルに向かって全力で頑張っていく」。不退転の決意を示している。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
荒井首相秘書官、LGBT「見るのも嫌」=後に撤回・陳謝、批判も
-
円急落、一時131円台=米雇用統計受け―NY市場
-
米国務長官、訪中を延期=「偵察気球」影響か―報道
-
NY株、続落
-
円急落、130円台前半=米雇用統計受け―NY市場
写真特集
-
【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース
-
【サッカー】リオネル・メッシ
-
【サッカーW杯】史上初の女性審判
-
【サッカー】サウジアラビア エルベ・ルナール監督
-
【サッカーW杯】サポーターのごみ拾い
-
【サッカーW杯】森保ジャパン・全試合
-
カタール初の地下鉄「ドーハメトロ」
-
【サッカーW杯】カタール2022・開会式