高安、あと一つ=単独トップ、ひたむきに―大相撲九州場所
穏やかな表情で最後の仕切りを終えた高安。優勝争いで単独トップにいても、「割と落ち着いていた」と言う。いつも通り右からかち上げを繰り出し、輝の体を起こした。
圧力を生かし、突き押しで出たが、粘る相手を攻め切れず、苦し紛れの引き技で呼び込んだ。形勢が逆転した中、辛うじて回り込んでのはたき込み。「前向きに捉えたい」。窮地で白星を拾ったことが何よりも力になる。
3月の春場所。単独トップで迎えた14日目から2連敗を喫し、優勝決定戦で若隆景に屈した。あと一歩のところで初賜杯を手にすることができず、悔しさを押し殺しながら「この気持ちを忘れないで、もう一度挑戦したい」。千秋楽まで優勝を争った9月の秋場所でも、念願を果たせなかったが、めげずに前進するのが、高安の強さだ。
大関から転落して3年。故障なども乗り越え、ひたむきに努力してきた。「いい相撲を取りたい。来年勝負できるような、いい相撲を」。15歳で初土俵を踏んでから17年余り。これまでの汗と涙、強い思いを元大関が千秋楽でぶつける。
[時事通信社]
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