阿炎、集中し前へ=1敗で後半戦へ―大相撲九州場所
一気の相撲で勝負を決めた阿炎。堂々の取り口に「前に出られてよかった」と声が弾んだ。
もろ手で突いて前へ。遠藤の上体を起こすと、ほとんど抵抗させずに土俵下へと追いやった。「集中できていた」。会心の内容だった。
口癖のように「集中」と繰り返す。突き押しが武器。雑念を振り払って踏み込むためには、「言葉に出すことが大事。毎日使うようにしている」。神経を研ぎ澄ませ、あっさりと決着をつけた攻めは理想の形だった。
7月の名古屋場所後に右肘と左足首の手術を受け、翌秋場所は全休。5場所ぶりに平幕となったが、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)からの「リハビリの場所だ。負けてもいいから、思い切りやれ」との助言で肩の力が抜けた。それが好成績につながっているようだ。
1敗で折り返すのは昨年の九州場所以来。その時は14日目に照ノ富士に敗れ、横綱の連覇が決まった。1年がたち、「充実しているというか、しっかり取れている」と手応えも。昨年からの成長を示せるか、後半戦は真価が問われることになる。
[時事通信社]
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