北朝鮮、電磁パルス弾実験示唆=ICBM失敗隠す狙いか
【ソウル時事】北朝鮮は7日に行った発表で、電子・情報機器を破壊する電磁パルス(EMP)弾の実験を行ったと示唆した。だが、実際は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の失敗を隠すために、EMP弾を連想させる発表をしたという見方が有力だ。
北朝鮮は3日に新型ICBM「火星17」と推定されるミサイルを発射したが、韓国軍は失敗したと分析している。これに対し、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は7日の発表で、「敵の作戦指揮体系をまひさせる特殊機能弾頭」の試験を3日に行ったと主張する一方、ICBMについては触れなかった。
「特殊機能弾頭」はEMP弾を指すとみられている。EMP弾は上空で核爆発などを起こし、強力な電磁波で地上の情報・通信機器を破壊し、軍事施設や民間インフラを混乱させることを狙う。韓国メディアによると、韓国国防省傘下の国防科学研究所は昨年、高度60~70キロで核爆発を起こした場合には韓国領に影響が及び、高度400キロでは米本土も攻撃対象に入るという研究を公表した。
[時事通信社]
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