2022-11-07 19:56国際

2~5日の発射は「軍事作戦」=米韓合同訓練に対抗―北朝鮮

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は7日、米韓両軍の大規模空中訓練「ビジラント・ストーム」(10月31日~今月5日)に対抗し、2~5日に弾道ミサイル発射などの「軍事作戦」を行ったと発表した。米韓を非難し、今後も「敵の戦争演習には圧倒的な軍事措置で対応していく」と警告した。朝鮮中央通信が伝えた。
 発表によると、2日は敵空軍基地の攻撃を想定して戦術弾道ミサイル4発を発射。さらに、異なる高度と距離の空中目標を想定して23発の地対空ミサイルを撃ったとしている。
 また、韓国軍が対抗して空対地ミサイルを発射したことを受け、「報復」として戦略巡航ミサイル2発を日本海の公海上(韓国南東部蔚山沖80キロ)に撃ち込んだと主張した。これに対し、韓国軍は7日の記者会見で、この2発は探知されておらず、米韓の監視・分析に基づき「北朝鮮の主張は事実と異なる」と否定した。
 一方、北朝鮮軍によると、3日は国防科学院の求めで「敵の作戦指揮体系をまひさせる特殊機能弾頭」を検証するため、弾道ミサイルを試射したという。「特殊機能弾頭」は、強力な電磁波で情報・通信機器を破壊し混乱を起こす電磁パルス(EMP)弾を指す可能性があると専門家は指摘している。
 北朝鮮軍発表は、失敗したとみられている3日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射については触れていない。韓国軍は7~10日に戦時の指揮系統を確認する定例の「太極演習」を実施する予定で、北朝鮮のさらなる挑発も予想される。
 山口亮・東京大先端科学技術研究センター特任助教は、一連のミサイル発射が兵器の性能検証と訓練を兼ねていると指摘。今後も同様の形で「各種兵器の実験・訓練を行う可能性が高い」と語った。 
[時事通信社]

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