3Dプリンターの「家」登場=「お得感」演出も、来年の百貨店福袋
大手百貨店が2023年正月の目玉として売り出す福袋が出そろった。3Dプリンターで建てる「家」に加え、円安や値上げラッシュに対抗し、「お得感」を演出する商品も。各社は「初売りで明るい気持ちになってほしい」(松屋銀座担当者)とアピールしている。
高島屋は、3Dプリンターを使い24時間で施工可能な約10平方メートルの家「Sphere(スフィア)3Dプリンターハウス 福袋」を、330万円で1棟限定販売。家具も選べ、グランピング(豪華なキャンプ)や趣味を楽しむ離れ小屋にぴったりだ。1月2日から店頭で応募を受け付け、2月にも納品する。
松屋銀座(東京)が1袋限定で抽選販売するのは「ハワイ高級コンドミニアム宿泊体験福袋」。価格は20万2300円で、購入すれば7億円以上となる部屋に、最大6人が5泊できる。航空券は別だが、円安で海外旅行が割高になる中、「お得感」が際立つ。
「価格据え置き大粒ダイヤモンド福袋」は、値上がり前に仕入れた約2カラットのダイヤを今の相場では半額以下の550万円で提供する。先着1袋の早い者勝ちだ。
西武池袋本店(同)は「八ケ岳高原ウエディング福袋」を抽選で1組に販売する。コロナ禍で結婚式を中止・延期したカップル向けを想定。価格は10万円で、衣装の貸与や写真撮影費用、参列者10人までの宿泊料金なども含む。
プロ野球埼玉西武ライオンズ監督のノックを受けられる福袋(親子5組10人限定、2023円)も4年ぶりに再開する。
東武百貨店池袋本店(同)は「昭和レトロ」に着目。東京・浅草の老舗「マルベル堂」で、昭和のアイドルさながらの衣装で撮影し、ポスターと写真集が作れる「私もアイドル!福袋」を限定で3人に発売。プロの振付師から昭和歌謡のオリジナルの振り付けレッスンが受けられる福袋も5袋用意した。いずれも抽選で中学生以上が対象、価格は2023円。
[時事通信社]
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