北朝鮮、また弾道ミサイル=戦闘機示威飛行、空母展開に反発―日米韓、6日も共同訓練

【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は6日午前6時1分(日本時間同)ごろから同23分ごろにかけ、平壌の三石付近から日本海に短距離弾道ミサイル2発を発射した。発射の直前には米空母打撃群の再展開への反発を表明した。北朝鮮は先月下旬から弾道ミサイル発射を繰り返し、4日には5年ぶりに日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したばかり。朝鮮半島周辺の緊張が高まっている。
6日午後2時ごろからは北朝鮮の戦闘機8機と爆撃機4機が編隊を組み、異例の示威飛行を実施した。北朝鮮南部を飛行し、空対地射爆撃訓練を行ったとみられる。韓国空軍の戦闘機F15Kなど30機が緊急発進して対応した。
防衛省によると、ミサイル2発はいずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。1発目は最高高度約100キロ、飛距離約350キロ、2発目は最高高度約50キロ、飛距離約800キロとみられる。2発目は迎撃を難しくする変則軌道だった可能性がある。
三石からのミサイル発射が確認されたのは初めて。北朝鮮は、有事の際の日米韓の迎撃や発射地点への反撃を想定し、新たな場所から2種類のミサイルを発射した可能性がある。北朝鮮のミサイル発射は巡航ミサイルを含め今年24回目となる。
日米韓は6日、一連の発射に対抗し、日本海でミサイル防衛の共同訓練を実施した。米空母打撃群傘下のイージス駆逐艦や海上自衛隊のイージス艦「あしがら」が参加し、ミサイルの探知・追跡・迎撃のためにレーダーで捉えた標的情報を共有する手順を確認した。自衛隊の護衛艦「ちょうかい」も加わり、日米韓で艦隊行動も取った。
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