2022-10-01 14:08TOPICS

左派ルラ氏、第1回投票で勝利も=2日、ブラジル大統領選

ブラジル大統領選に立候補しているルラ元大統領(左)とボルソナロ大統領(AFP時事)
ブラジル大統領選に立候補しているルラ元大統領(左)とボルソナロ大統領(AFP時事)

 【サンパウロ時事】南米ブラジルで2日、4年間の任期満了に伴う大統領選挙が行われる。11人が立候補しているが、右派ジャイル・ボルソナロ大統領(67)と左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元大統領(76)の事実上の一騎打ち。当選には有効票の過半獲得が必要で、過去5回の選挙はいずれも上位2候補による決選投票に持ち込まれているが、各調査会社の支持率調査ではルラ氏がボルソナロ氏に10ポイント以上の差をつけており、ルラ氏が第1回投票で返り咲きを決める可能性がある。
 軍人出身のボルソナロ氏は前回選挙でルラ氏の後継候補を退けたものの、アマゾン熱帯雨林の保護や新型コロナウイルス対策に後ろ向きな姿勢を貫いたり、民主主義や社会的少数者を軽視する言動を繰り返したりしたため、内外から批判を浴びて人気は低迷。再選をにらんで低所得者への現金給付制度を拡充し、国営石油会社に圧力をかけて燃料価格を下げたが、基盤である富裕層や右派、キリスト教福音派以外への支持の広がりに欠けた。
 一方、前回選挙時は汚職で収監されていた工場労働者出身のルラ氏は、最高裁が「手続き上の不備」で判決を取り消したため出馬が可能に。2003~10年の大統領時代に資源景気を追い風に貧困対策に尽力し、貧困層からの圧倒的な人気を誇る同氏は、過去に選挙で戦った中道候補を次々に自陣に取り込み、態勢の盤石化を図った。アマゾン保護を含めた「持続可能なブラジル」を標ぼう。積極的な財政支出による景気浮揚や最低賃金引き上げなどを公約している。 

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