2022-10-01 11:48TOPICS

イラク人質解放、北朝鮮で祭典も=多方面で「闘魂」発揮―猪木さん

北朝鮮の平壌で開催された国際プロレス大会で気勢を上げるアントニオ猪木参院議員(手前左)ら=2014年8月
北朝鮮の平壌で開催された国際プロレス大会で気勢を上げるアントニオ猪木参院議員(手前左)ら=2014年8月

 カリスマ的な人気を誇ったプロレスラー時代のキャッチフレーズ「燃える闘魂」や「1、2、3 ダァー」の掛け声が代名詞だったアントニオ猪木(本名猪木寛至)さん。参院議員になってからは、イラクでの人質解放交渉や、北朝鮮との交流事業に取り組むなど、多方面で活動した。
 1989年、元プロ野球選手の江本孟紀氏らとスポーツ平和党を結成。得意技をもじった「国会に卍(まんじ)固め、消費税に延髄斬り」をスローガンに参院選に初当選し、後に続く馳浩氏や大仁田厚氏らレスラー議員のさきがけとなった。
 「(米プロボクサーの)モハメド・アリと戦った男」の知名度を武器に各国首脳と面会するなど精力的な議員活動を展開した。
 90年のイラクのクウェート侵攻に端を発した湾岸戦争では、イラクに連行されたクウェート在留邦人41人の解放に尽力。プロレスや音楽による「平和の祭典」をバグダッドで開くという奇手でイラク要人の心を動かし、祭典の5日後に全員解放が決まった。
 「スポーツを通じた国際平和」を理念とする活動は続き、95年には拉致問題などで孤立する北朝鮮で約38万人を集めた「平和の祭典」を開催した。同年の参院選で落選したが、2013年に政界に復帰。北朝鮮が6回目の核実験を実施した17年9月にも訪朝した。
 19年に政界を引退。「元気を売る人間が元気を売れなくなっちゃった」と語った。 

最新動画

最新ニュース

写真特集