2022-09-28 17:37スポーツ

日本、想定外のW杯=パリへ厳しいスタート―バスケット女子

 【シドニー時事】シドニーで開催中のバスケットボール女子ワールドカップ(W杯)で、国際連盟(FIBA)ランキング8位の日本は1勝4敗の1次リーグB組5位にとどまり、敗退した。昨夏の東京五輪で銀メダルを獲得したチームにとっては想定外の終幕。組織的な守備でリズムをつくり、3点シュートを中心に得点を重ねる戦術は、力でねじ伏せられた。
 攻撃では、ボールを持たない場面でもポイントガードが徹底的なマークを受け、組み立てを阻まれた。「スカウティングで見た動きと違った。特別な対応をされた」と恩塚亨監督。周りのフォローの動きも少なく、足が止まる場面が目立った。
 もろさを見せたのは、ゴール下での守り。相手の個の力、動きを封じ切れず、主将の高田真希は「各チームがインサイド、ローポスト(ゴール下)を突いてきた。守り方の理解はあったが、チームとしておろそかになった」と反省した。
 3~4分で頻繁に選手交代を繰り返し、コート上で100%の力を出すことを目指した中、短いプレー時間はかえって選手の焦りにつながった。2016年リオデジャネイロ五輪以来となる世界大会代表入りだった渡嘉敷来夢も攻撃では不発。「シンプルに自分の力不足。恩塚さんが求めるバスケットを遂行できなかった」と唇をかんだ。
 不完全燃焼に終わり、1年前に得た自信を打ち砕かれたW杯。金を目指す24年パリ五輪へ、厳しいスタートとなった。今回の結果を受け、恩塚監督は「不安や不満を持ってプレーしている選手に対し、どう力になれるか。今回は(戦術が)浸透していなかった。時間が必要になる」。選手一人ひとりと向き合い、チームを再構築していくことを誓った。
[時事通信社]

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