2022-09-27 12:24

午後に安倍氏国葬=一般献花に長蛇の列―都内厳戒、抗議集会も

 安倍晋三元首相の国葬が27日午後、東京都千代田区の日本武道館で行われる。これに先立ち、午前9時半ごろ、武道館近くの九段坂公園で一般献花の受け付けが始まり、元首相に最後の別れを告げるため多くの人たちが訪れた。警察官が最大2万人動員され、会場周辺は早朝から厳戒態勢が敷かれた。
 国葬は午後2時に開式。国歌演奏、黙とうの後、安倍氏の生前の映像が流される。この後、葬儀委員長の岸田文雄首相、友人代表の菅義偉前首相らが追悼の辞を述べ、国内各界や海外からの要人計約4300人の参列者が遺影に花を手向ける。
 式に先立ち、東京・富ケ谷の安倍氏の私邸前では自衛隊員が弔意を示す儀仗(ぎじょう)を行う中、安倍氏の遺骨を乗せた霊きゅう車が出発。岸田首相らが日本武道館で遺骨を出迎える。
 一般献花には午前9時時点で500メートル以上の列ができ、受け付け開始を急きょ予定より30分早めた。会場周辺の一般道は午前9時から交通規制を実施した。
 会場から1キロ余り離れた錦華公園(千代田区)では市民約300人が抗議集会を開き、「弔意の強制やめろ」「税金で葬式するな」などとシュプレヒコールを上げた。 
[時事通信社]

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