エルトン・ジョンさん、ホワイトハウスで歌 バイデン氏が招待
【ワシントンAFP=時事】英歌手エルトン・ジョンさん(75)は23日、ジョー・バイデン米大統領の招待を受け、ホワイトハウスで歌を披露した。ドナルド・トランプ前大統領からの招待は断っていた。≪写真は米首都ワシントンのホワイトハウスで、ジョー・バイデン大統領(右≫に勲章を授与される英歌手のエルトン・ジョンさん)
ジョンさんはツアー活動からの引退を発表し、最後のツアーを続けている。この日は、黒いスーツにオレンジ色の眼鏡をかけ、ライトアップされたホワイトハウスのサウスローン(南庭)に設置されたステージに登壇すると、「しけた場所だな」とジョークを飛ばし、「これまでにも美しい場所で演奏してきたが、ここはそれ以上です」と喜びを語り、1970年代のヒット曲「ユア・ソング」を披露した。
ホワイトハウスによれば、今回のイベントは、音楽が人々を一つにする力をたたえるために開かれた。招かれたのは、LGBTQ(性的少数者)の権利を訴える人々や看護師、教師、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユサフザイ氏や元テニスチャンピオンで女子テニスのパイオニアのビリー・ジーン・キング氏ら約2000人。
バイデン氏は「エルトン・ジョンの音楽に力を得て、私たちの生活が変わったのは明らかだ」とたたえた。
ジョンさんは、エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)やエイズウイルス(HIV)との闘いの重要性を語り、その闘いに米国が果たしている役割に謝意を表明した。
しかし、ジョンさんがトランプ氏の集会で使用されることが多い自身のヒット曲「可愛(かわい)いダンサー」と「ロケット・マン」を歌う場面では、米国政治の深い亀裂を想起させた。
ジョンさんは、バイデン氏に感謝する一方で、共和党のジョージ・W・ブッシュ元米大統領もたたえ、「米国があらゆる面でもっと超党派で協力し合えるようになることを願っています」と話した。
イベントの最後にはバイデン氏がジョンさんに、正義のために闘う人々を勇気づけたとして、ナショナル・ヒューマニティー勲章を授与。ジョンさんは「驚きました」と話し、感極まった様子を見せた。【翻訳編集AFPBBNews】
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