静岡で土砂崩れ、2人死亡=浸水や停電相次ぐ―台風15号
台風15号の影響で、静岡県では24日にかけて記録的な大雨となった。土砂崩れなどにより、掛川市と袋井市で男性2人が死亡した。東海道新幹線が一部区間で運転を見合わせるなど、交通機関にも大きな影響が出た。
県警や県などによると、24日午前0時50分ごろ掛川市遊家で、「土砂崩れで家屋が倒壊した」と119番があった。住宅から男性(45)が救出されたが、間もなく死亡が確認された。袋井市では水田付近で倒れている70代男性が見つかり、死亡が確認された。水死とみられる。川根本町では陥没した道路に軽トラックが転落し、乗っていた1人が行方不明となった。
県災害対策本部によると、全壊や一部損壊、浸水などの被害を受けた建物は約1900棟に上った。中部電力によると、県内の約12万戸で一時停電が発生した。
東海道新幹線は23日夜から運転を見合わせ、東京、名古屋、新大阪各駅に止めた車両内で、計約7800人が一夜を明かした。24日も始発から正午ごろまで、「こだま」による東京―三島間、名古屋―新大阪間の折り返し運転を実施した。
NEXCO中日本によると、東名高速道路の富士インターチェンジ(IC)―吉田ICや新東名高速道路の新富士IC―浜松浜北ICなど静岡県内を中心に一部区間が通行止めとなった。
15号は24日、静岡県沖を北東へ進み、午前9時に温帯低気圧に変わった。23日夜から24日未明にかけ、同県の各地で1時間雨量が110ミリ以上との記録的短時間大雨情報が16回、発達した雨雲が連なる線状降水帯の発生情報が2回出された。静岡市の静岡地方気象台では24日午前5時50分までの12時間雨量は404.5ミリとなり、この地点の最多記録を更新。浜松市天竜区では午前1時半までの同雨量が333.5ミリに上った。
[時事通信社]
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