2022-09-23 09:41国際

ロシアに非難集中=ウクライナ侵攻で初閣僚会合―国連安保理

 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は22日、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり初の閣僚級会合を開いた。米ロ、ウクライナなどの外相が一堂に会する中、一部の予備役を招集する部分的動員令まで出したロシアに対し、非難が集中した。
 ウクライナ南・東部4州では、親ロシア派がロシアへの編入に向けた「住民投票」を23日から行うと表明している。グテレス事務総長は冒頭、深い憂慮を示した上で「武力による威嚇や行使で、領土を併合することは国連憲章に反する」と批判。「一方的かつ強制的に獲得されたいかなる領土も認めない」(ガーナ)と厳しく非難する発言も相次いだ。
 会合は、世界中から首脳らが集まる国連総会一般討論演説の期間に合わせ、9月の安保理議長国フランスが開催を要請した。ブリンケン米国務長官は「私たちがここに集って守るべき国際秩序そのものが、目の前でずたずたにされようとしている」として「プーチン大統領が(責任追及から)逃れることを許さない」と力を込めた。
 一方、遅れて出席したロシアのラブロフ外相は「この悲劇の原因がロシアの侵略だという完全に異なるシナリオを押し付けようとしている」と反発。20分間近く持論を展開した後、「われわれは決して受け入れない」と述べて切り上げると、議場を後にした。
 続いて演説したクレバリー英外相は「(退席には)驚かない。みんなからの非難を聞きたくないのだろう」と皮肉った。中国からは王毅国務委員兼外相が出席。対話の重要性を主張した。関係国として参加したウクライナのクレバ外相は「ロシアに責任を負わせない限り、どの国も安全ではない」と語り、中立を保つ国にも支援を訴えた。
 安保理は今年1月末以来、ウクライナ情勢を協議するため30回以上会合を開いてきた。しかし、常任理事国のロシアが拒否権を盾に決議を阻み、機能不全に陥っている。
 これを受け、バイデン米大統領は21日の一般討論演説で、安保理の常任・非常任理事国の拡大支持を表明。ケニア代表は「このような発表が真の変革につながる」と歓迎した。 
[時事通信社]

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