2022-09-22 18:41政治

追悼演説、野田元首相案強まる=来月6日にも実施―自民

 自民党は22日、衆院本会議での安倍晋三元首相の追悼演説を早ければ10月6日に行う方向で調整に入った。党内では立憲民主党の野田佳彦元首相に演説を要請すべきだとの意見が強まっており、立民内でも容認論が出ている。27日の安倍氏の国葬後に両党間で調整が本格化する見通しだ。
 自民党の高木毅国対委員長は22日、立民の安住淳国対委員長と国会内で会談。臨時国会の10月3日召集を伝えるとともに、追悼演説について「ぜひ行わせてほしい」と協力を求めた。安住氏は「慣例に従ってきちんと対応する」と応じた。
 追悼演説は現職議員の死去時に国会で行われるもので、首相や首相経験者が亡くなった場合は対立政党の重鎮が演壇に立つ慣例が続いている。自民党執行部は当初、甘利明前幹事長を登壇者として8月5日に行いたい考えだったが、与野党から「慣例に反する人選」などと異論が噴出したため、秋の臨時国会に先送りした。
 野田氏は首相在任中に当時の安倍自民党総裁との党首討論で衆院解散を宣言したり、野党陥落後も、首相に返り咲いた安倍氏と国会でたびたび論戦を戦わせたりしてきた経緯がある。自民党重鎮は「追悼演説は野党がいい。野田氏がふさわしい」と言明。安倍派関係者も歓迎する意向を示した。
 一方、立民幹部は「要請があれば受けていい」と指摘。関係者によると、野田氏自身も受諾の可能性を否定していない。ただ、立民内では国葬出席を明言した野田氏に批判が出ており、追悼演説を野田氏が行うことにも疑問の声が上がる可能性がある。安住氏は記者団に人選について「安倍家の意向、岸田文雄首相の判断を尊重したい」と述べるにとどめた。 
[時事通信社]

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