日銀総裁「当面金利上げず」=決定会合、大規模緩和を維持―FRB追加利上げ、政策の違い鮮明

日銀は22日の金融政策決定会合で、長短金利操作を柱とする大規模金融緩和の維持を決めた。黒田東彦総裁は決定会合終了後の記者会見で、「当面、金利を引き上げることはない」と述べ、緩和継続の方針を示した。インフレ抑制へ金融引き締めを続ける欧米主要国との金融政策の違いが一段と鮮明になっている。
日銀は短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度で推移させる政策を据え置いた。2014年10月会合以来、約8年ぶりに全員一致での賛成となった。黒田総裁は、国内経済について「コロナ禍からの回復途上にある」と指摘。その上で、緩和継続の重要性を強調した。
欧米勢は金融引き締めに動く。米連邦準備制度理事会(FRB)は21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.75%引き上げることを決めた。3会合連続の大幅利上げで、景気よりもインフレ抑制を優先する姿勢を示した。スイスでは22日にマイナス金利解除が決定。欧州中央銀行(ECB)も既に解除しており、主要先進国でマイナス金利を適用するのは日本だけになる。
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