2022-08-10 11:46経済/写真

7月企業物価、過去最高=前年同月比8.6%上昇―原材料高騰・円安が影響

国内企業物価指数の推移
国内企業物価指数の推移

 日銀が10日発表した7月の国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は前年同月比8.6%上昇し、過去最高の114.5となった。前年同月比の上昇は17カ月連続。ロシアのウクライナ侵攻を背景に資源など原材料価格が高騰しているほか、急速に進んだ円安で食料価格などの値上げが進んだことが影響した。
 企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。日銀によると、公表している515品目のうち、418品目で上昇した。 
 円ベースで見た輸入物価指数も、円安の影響で48.0%上昇し、比較可能な1981年以降で最大の伸び率となった。企業の仕入れコスト上昇の要因となっている。
 分野別では、飲食料品が5.5%上昇の107.8となり、過去最高となった。トウモロコシや大豆といった穀物価格の上昇などに押し上げられる形で、企業が原材料価格の高騰を販売価格に転嫁する動きが続いている。
 このほか、電力・都市ガス・水道が29.9%、鉄鋼が27.2%、石油・石炭製品が14.7%それぞれ上昇するなど、エネルギー価格の高止まりが影響した形だ。日銀は「さまざまな原材料価格の上昇が転嫁される動きが幅広い品目で見られた」と分析している。
 一方、木材・木製品や化学製品といった品目では、市況の下落によりプラス幅が縮小。これらを反映し、全体の指数の伸び率(8.6%)は前月(9.4%)から縮小した。

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