2022-08-02 18:04経済/写真

円上昇、一時130円台半ば=長期金利5カ月ぶり低水準―東京市場

2022年の対ドル円相場の動き
2022年の対ドル円相場の動き

 東京外国為替市場で2日、円相場が一時1ドル=130円台半ばに急騰し、6月上旬以来約2カ月ぶりの円高水準となった。米国経済の先行き不安に加え、ペロシ米下院議長の台湾訪問をめぐる米中関係の悪化懸念から、円買い・ドル売りが優勢となった。午後5時現在は130円82~82銭と前日比1円72銭の円高・ドル安。
 一方、東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが0.165%と、約5カ月ぶりの水準に低下(債券価格は上昇)した。
 円相場は7月中旬に139円台と約24年ぶりの水準に下落しており、2週間余で9円近く円高が進んだ格好。米国の利上げで景気が減速するとの見方があるほか、「(ペロシ氏の訪台で)米中間の緊張感が高まるとして、リスク回避姿勢が強まった」(国内証券)との声も聞かれた。 
 最近の円相場について、鈴木俊一財務相は2日の閣議後記者会見で「動きが目まぐるしい」と述べ、動向を注視する姿勢を示した。
 債券市場でも米景気の先行き不透明感などから、比較的安全性が高いとされる日本の国債が買われ、長期金利は低下した。市場では、日銀の大規模緩和策の修正観測も後退しており、長期金利は上限としている0.25%を大きく下回って推移した。

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