2022-07-15 17:27経済/写真

NHC、中堅・中小再生へファンド=地銀参画、コロナ後成長後押し

新ファンドのスキーム
新ファンドのスキーム

 企業再生を手掛けるニューホライズンキャピタル(NHC、東京)は15日、コロナ禍で打撃を受けた中堅・中小企業を再生する80億円規模のファンドを創設したと発表した。ファンドには中小企業基盤整備機構やきらぼし銀行、大阪シティ信用金庫などが出資。企業の過剰債務を地方銀行などから引き受け財務状況を改善、成長を後押しする。
 政府は3月、中小企業の資金繰りや事業継続を支援する政策パッケージを公表。コロナ禍の影響が大きい飲食や宿泊などの業種を重点支援するファンドの拡充を盛り込んだ。NHCが設置した「ポストコロナ・リカバリーファンド」が第1弾に当たる。
 主な投資先は、地域の雇用や経済に大きな影響がある企業やコロナ後に黒字が見込まれる企業。経営支援や債務負担の軽減などを通じて企業の財務基盤を強化、成長余力を確保する。 
 既に飲食・製造など複数企業と最終協議中で、今秋にも投資を始める。ファンドは9月ごろに120億円規模に拡充する予定で、中小機構は計60億円出資する。
 政府は中小機構が出資する各地の再生ファンドの手が届かない「空白地域」の解消を掲げる。新ファンドはこうした地域に重点を置き、企業再生を目指す。運営会社の浜田法男社長は「地域にとって重要な企業に成長してもらわなければならない。傷の大きなところを助けたい」と語った。

最新動画

最新ニュース

写真特集