2022-07-15 12:54経済/写真

4~6月期中国GDP、0.4%増=ゼロコロナで急減速

中国のGDP成長率の推移
中国のGDP成長率の推移

 【北京時事】中国国家統計局が15日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比0.4%増加した。伸びは1~3月期の4.8%増から急減速し、新型コロナウイルスの感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策による経済への打撃が浮き彫りになった。
 今年1~6月期の成長率は2.5%にとどまった。中国当局は「年5.5%前後」を目標に掲げるが、達成は困難になったとみられる。
 4~6月期のGDPは前期比では2.6%減となり、コロナの本格的な流行が始まった2020年1~3月期以来のマイナスを記録した。 
 中国の成長率は20年1~3月期に前年同期比でマイナス6.9%となったものの、コロナの感染抑制を受け、同年4~6月期に3.1%へ回復。その後は4%以上を保ってきた。
 ただ、今年2月の北京冬季五輪後、コロナ感染が再拡大し、4月と5月を中心に上海市などでロックダウン(都市封鎖)が実施される中、経済活動は低迷。工場の操業停止が相次ぎ、個人消費も落ち込んだ。サプライチェーン(供給網)も混乱し、世界最大のコンテナ取扱量を誇る上海港の稼働率は一時、通常の6割程度まで低下した。
 一方、全国的に感染者数が減る中、厳格な規制は緩和されつつある。これを受け、6月の小売売上高は前年同月比3.1%増と、1~2月以来のプラスを記録。鉱工業生産も3.9%増と伸びが加速した。統計局の付凌暉報道官は記者会見で、経済状況が「再び上向いた」と強調した。幅広い投資動向を示す1~6月の都市部固定資産投資は前年同期比6.1%増だった。

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