2022-07-11 03:32政治/写真

自民大勝、改選過半数=改憲勢力3分の2維持―立民後退、維新伸長【22参院選】

参院選1人区の結果
参院選1人区の結果

 第26回参院選は10日、投開票された。選挙期間中に起きた安倍晋三元首相銃撃死亡事件の衝撃が残る中、自民党は単独で改選124議席の過半数(63)に達し、公明党と合わせ現有議席を上回った。岸田文雄首相(自民党総裁)は昨年10月の衆院選に続いて大型国政選挙で勝利し、政権基盤を固めた。立憲民主党は改選23議席を下回った。日本維新の会は改選6議席から伸ばした。
 自民、公明両党と憲法改正に前向きな維新と国民民主党で計90議席を確保し、非改選と合わせ改憲発議の条件となる3分の2(166議席)を維持した。
 首相はテレビ番組で、安倍氏銃撃事件を受け「民主主義を守るためにも努力を続ける」と表明。その上で選挙結果に関し「自民、与党にありがたい票が示されている。大きな責任を感じて政治を進めたい」と述べた。
 憲法改正に関しては「発議できる案をまとめる努力に集中していきたい」と意欲を示した。
 自民党は32ある改選数1の「1人区」で28議席を確保するなど堅調な戦いぶりを見せた。公明党は候補を擁立した7選挙区で勝利した。
 今回の選挙戦では野党候補の乱立が目立ち、立民は選挙区で改選16議席を維持できなかった。比例も振るわず、同党の泉健太代表は記者会見で「政権を任せられるだけの勢力になり得なかった。野党の力不足だ」と語った。
 共産、国民両党も改選議席を割り込む可能性が大きい。一方、維新は大阪で2議席を確保。比例代表にも勢いがあり、議席倍増が視野に入っている。
 今回の参院選は、ウクライナ危機を受けた物価高対応、安全保障政策の見直しなどが争点となった。選挙戦最終盤に遊説先で安倍氏が銃撃を受けて死亡するという極めて異例の展開をたどった。
 参院選は改選124(選挙区74、比例50)と、非改選の欠員補充の計125議席をめぐり、選挙区367人、比例178人の計545人が立候補した。参院の総定数は今回から3増えて248。

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