2022-07-08 22:24経済/写真

米雇用、37万2000人増=失業率横ばい3.6%―6月

米失業率の推移
米失業率の推移

 【ワシントン時事】米労働省が8日発表した6月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比37万2000人増と、市場予想(約27万人増)を大きく上回った。失業率は3.6%と横ばい。堅調な雇用情勢を改めて示し、連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げを後押しする内容となった。
 就業者数の伸びは前月(38万4000人増、改定)からやや鈍化したが、力強さを保った。失業率は新型コロナウイルス危機直前の2020年2月(3.5%)の水準近くに改善している。 
 業種別の就業者数は、コロナの打撃を強く受けた娯楽・接客業が前月比6万7000人増となるなど、サービス業で雇用拡大が目立った。一方、半導体不足で減産に見舞われている自動車・部品は2100人増にとどまった。
 米国ではインフレ率が約40年ぶりの高水準に達している。人手不足で賃金が上昇し、物価が上がりやすい環境が続いており、FRBは急ピッチな利上げを進める方針。金融引き締めで景気後退に陥る懸念が強まっているが、物価高抑制を優先する考えだ。
 FRBは6月、通常の3倍となる0.75%の大幅利上げに踏み切った。今月26、27両日に開く金融政策会合でも同じ幅の引き上げを決めることが確実視されている。

最新動画

最新ニュース

写真特集