2022-07-08 11:20経済/写真

5月の経常黒字92%減=資源高・円安で輸入拡大―財務省

経常収支の推移
経常収支の推移

 財務省が8日発表した5月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は1284億円の黒字だった。黒字は4カ月連続だが、前年同月比で92.8%の大幅減。資源価格の高騰や円安進行で輸入額が膨らんだのが主因で、5月としては比較可能な1985年以降で最小だった。
 輸入は51.3%増の9兆3791億円で、3カ月連続で過去最大を更新。原油や液化天然ガスなどの高騰に加え、急速な円安進行が輸入額を押し上げた。
 輸出は19.9%増の7兆4279億円。世界経済の回復を背景に、鉄鋼や半導体などの電子部品が伸びた。この結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆9512億円の赤字(前年同月は71億円の赤字)となった。 
 配当や利子収入などを示す第1次所得収支は7.2%増の2兆4472億円の黒字。米国債など債券利子の受取額が増加した。
 輸送や旅行などのサービス収支は1585億円の赤字(同2702億円の赤字)だった。

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