岸田首相、NATO理事会に定期参加=東アジア安保に危機感―歴代初の出席

【マドリード時事】岸田文雄首相は29日午後(日本時間同日夜)、スペインの首都マドリードで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に、日本の首相として初めて出席した。首相は、NATOの最高意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)に定期参加したいとの意向を表明。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、東アジアの安全保障環境への危機感を訴え、認識の共有を促した。
同日の会合には、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドが「アジア太平洋パートナー国」として招待された。首相は、この4カ国について「理事会会合への定期的な参加を進めていくべきだ」と強調した。
また、日本とNATOの具体的な協力を定めた2014年の「日・NATO国別パートナーシップ協力計画(IPCP)」を抜本的に改定すると表明。サイバー、新興技術、海洋安保などの分野で、協力を進展させる意向を伝えた。NATO本部への自衛官派遣や、軍事演習への相互オブザーバー参加などに取り組む方針も示した。
最新動画
最新ニュース
-
岸田首相、4回目ワクチンを接種=「大切さ理解を」―新型コロナ
-
交付税59億円繰り上げ=青森、福井の15市町村―総務省
-
高校野球・試合経過
-
エッセンシャルワーカーも対象に=コロナワクチン4回目、岸田首相に要望―小池都知事
-
岸田首相「小麦価格の安定重要」=物価高受け、政府が15日追加策指示
写真特集
-
【女子フェンシング】「日本女子初の世界覇者」江村美咲
-
【テニス】「芝の女王」ウィンブルドンテニス優勝者
-
【テニス】「芝の王者」ウィンブルドン優勝者
-
【テニス】「赤土の王者」全仏オープン優勝者
-
【テニス】「赤土の女王」全仏オープン優勝者
-
【F1】Juju(野田樹潤)
-
【競馬】白毛馬・ソダシ
-
【MLB】鈴木誠也(シカゴ・カブス)