2022-06-27 19:00TOPICS

高齢者ら「熱中症不安」=節電要請も対応に苦慮―初の「電力逼迫注意報」

節電のため電源が落とされた展示品の照明器具=27日午後、東京都千代田区のビックカメラ有楽町店
節電のため電源が落とされた展示品の照明器具=27日午後、東京都千代田区のビックカメラ有楽町店

 関東甲信地方で統計開始以来、最も早い梅雨明けが発表された27日、東京電力管内では初の「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」も出され、節電と熱中症対策の両立に苦慮する声が聞かれた。
 高齢者の街として知られる東京・巣鴨。衣料品店の男性店主(81)は、節電のため店内のエアコンを28度に設定しているが「熱中症が不安。30分に1回、水分を取って気を付けている」と明かす。姉妹で観光に訪れていた千葉県八千代市の女性(84)も「暑くて普段以上の節電は厳しい」と言う。
 節電要請のニュースを見て、碁会所で過ごすために自宅を出てきたという文京区の女性(74)は「暑さに体がまだ慣れていない。今年の夏はなるべく無駄な電気を使わずに乗り切りたい」と話した。
 群馬県伊勢崎市では、25日に全国観測史上初めて6月に気温が40度を超えた。同市児童センターの小此木仁所長(65)は「小さいお子さんが熱中症にならないよう、職員が創意工夫している」と語る。一方で節電については、「館内の暑さを何とかするので精いっぱい。今考えている余裕はない」とやや困惑気味だった。
 大手家電量販店のビックカメラは発令前の23日から、国内の全店舗で展示されているテレビと照明器具のうち2割の電源を切った。広報担当者は「5割消すと画質を比較して選ぶのが難しくなる。まだ注意報なので、まずは2割から始め、状況に応じて検討したい」と話した。 

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