2022-06-27 15:09World eye

全て一変したウィンブルドン、優勝争いの中心はジョコとナダル

【ロンドンAFP=時事】テニス、四大大会(グランドスラム)今季第3戦のウィンブルドン選手権は、通算8度のタイトル獲得を誇るロジャー・フェデラー(スイス)と世界ランキング上位2選手の不在に加え、重要なランキングポイントも付与されない中で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)が優勝争いの中心になると予想される。≪ノバク・ジョコビッチ。資料写真≫
 大会を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)がウクライナ侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手の出場を禁止したため、世界1位のダニール・メドベージェフと同8位のアンドレイ・ルブレフは今大会には出られなくなった。
 競技を統括する男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)は、AELTCの方針に反発し、ウィンブルドンをポイントの対象から外すことを決定。大会は27日の開幕を前に、すでに政治的な波が押し寄せている。
 また、40歳のフェデラーは現在、メスを入れた膝の回復を目指しており、ウィンブルドンを欠場するのは新型コロナウイルスの影響で中止された2020年大会を除き、1999年のデビュー以来これが初めてとなる。
 さらに、世界2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)も、ナダルとの全仏オープン準決勝で右足首の靱帯(じんたい)に恐ろしいけがをし、欠場となった。
 これで今年のウィンブルドンは、世界3位のジョコビッチと同4位のナダルがそれぞれ第1シードと第2シードに入り、両雄が通算60度目の対決を果たすのは決勝のみとなる。
 ウィンブルドンでは2011年、2014年、2015年、2018年、2019年、そして2021年に優勝し、今大会ではピート・サンプラス氏に並ぶ7度目のタイトル獲得を目指すジョコビッチは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を拒否しているため、今年の全米オープンには出られない可能性が高くなっており、今年のグランドスラムはウィンブルドンが最後になるかもしれない。
 一方、36歳のナダルは全豪オープンテニスと全仏オープンのタイトルをひっさげ、今年のウィンブルドンに乗り込んでくる。さらに、1969年のロッド・レーバー氏以来、史上3人目の年間グランドスラム達成まであと2勝と迫っている。
 しかし、全仏オープンでは慢性的な問題を抱える左足を注射でまひさせた状態でプレーしており、大会後には足の神経痛を軽減するための「パルス高周波療法」を開始していることから、ウィンブルドンでの2週間を耐え抜けるかが疑問視されている。
 ジョコビッチやナダルが敗退した場合、昨年大会で準優勝したマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がその恩恵を最も受ける選手になるとみられる。世界ランク11位のベレッティーニは、ボス・オープン(%%Boss Open 2022%%)とシンチ選手権()のグラス(芝)コート大会で2連勝を飾っている。
 トップ10の選手では、キャスパー・ルード(ノルウェー)やステファノス・チチパス(ギリシャ)、カルロス・アルカラス(スペイン)、フェリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)、ホベルト・ホルカシュ(ポーランド)が名を連ねている。
 しかし、今年の全仏オープンで準優勝したルードは過去2大会、チチパスは過去4回の出場で3度、それぞれ初戦敗退に終わっており、アルカラスも初出場となった昨年大会は2回戦進出にとどまった。
 一方でオジェ・アリアシムは昨年8強入りを果たしており、前哨戦のテラ・ウォルトマン・オープンを制したホルカシュは前回大会で4強入りを遂げている。【翻訳編集AFPBBNews】

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