生後3日で保護…つきっきりの対応でマナティーの赤ちゃん救う
【サンタマルタAFP=時事】コロンビアの沼地で昨年9月、母親とはぐれた生後わずか3日程度のアメリカマナティーの赤ちゃんが地元の漁師に保護された。≪写真はコロンビア・サンタマルタにあるロダデロ水族館の専用施設で泳ぐアメリカマナティーの赤ちゃん「タサヘリート」≫
北西部サンタマルタにあるロダデロ水族館に運び込まれた当初は、生き延びる見込みは薄かった。
それから約9か月。「タサヘリート」と名付けられた赤ちゃんは、専用プールでビタミン剤入りの特製ミルクを飲みながら命をつないでいる。職員がつきっきりで世話をしており、飲むミルクの量もここ数か月で6倍に増えた。体長1.5メートル、体重53キロにまで成長し、飼育係から浮き方や潜り方、泳ぎ方を教わっている。
それでもまだ「生まれて間もない赤ちゃん」であることに変わりはないと、同館の海洋生物学者ジュリエス・プリエト氏は指摘する。マナティーは通常、母親に5年間育てられ、その間の半分はミルクを飲んで過ごす。
可能であれば2年後に野生に返したいとしているが、そのためには体長3~4メートル、体重約600キロに成長している必要がある。
アメリカマナティーの生息数は世界で約1万頭と減少傾向にあり、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」では「危急種」に分類されている。
コロンビアでは、乱獲が個体数激減の大きな理由となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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