2022-06-23 15:29World eye

ウィリアム英王子夫妻、カリブ系移民記念碑の除幕式出席

【ロンドンAFP=時事】英ロンドンのウォータールー駅で22日、第2次世界大戦後に英国に移住した「ウィンドラッシュ世代」と呼ばれるカリブ系移民を記念する銅像の除幕式が開かれ、ウィリアム王子とキャサリン妃が出席した。≪写真は銅像の除幕式で演説するウィリアム王子≫
 高さ3.65メートルの記念碑は、スーツケースの上に立つ男女と子どもの姿を模したもので、ジャマイカの芸術家バジル・ワトソン氏が手掛けた。
 1948年~70年代初頭に合法的に英国に移住したウィンドラッシュ世代をめぐっては、政府の強硬な移民政策の下で子孫が誤って不法滞在者として拘束されたり強制退去を迫られていたりした事実が2017年に発覚し、英国で現在も続く人種差別が問題となった。
 これを受け、英政府は6月22日を「ウィンドラッシュの日」と定め、100万ポンド(約1億6700万円)を拠出して記念碑を建立すると発表していた。
 ウィリアム王子は除幕式で、「ウィンドラッシュ世代の男女50万人のおかげで、英国生活のあらゆる面が改善された。この世代のすべての人々と、その後に続く世代に、深く感謝したい」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】

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