2022-06-20 13:24World eye

カブールで集団結婚式 終始隔離の新郎新婦70組

【AFP=時事】アフガニスタンの首都カブールで今週、集団結婚式が行われ、新婦70人は純白のドレスの上に緑色の厚いショールをかぶって参加した。簡素な結婚式では数百人の参列客に交じって、銃を携行したイスラム主義組織タリバンの戦闘員の姿も見られた。≪写真はカブールで行われた集団結婚式の開会を待つ新婦≫
 アフガニスタンでは、結婚式は経済的に負担の大きいイベントで、多額の結婚持参金や高価な贈り物、盛大なパーティーが伝統とされる。
 こうした費用を捻出できない場合は通常、いくつかのカップルが共同で資金をためて、安く抑えられる集団結婚式を選ぶ。
 13日の式では70組のカップルが夫婦となった。昨年8月のタリバンの復権以降、急激に経済が悪化した同国では、ここ最近で最大規模の結婚式だ。
 結婚まで8年待ったという新郎のエバドゥラ・ニアザイさんは、「近頃では、結婚式にかかる高い費用を自分で払いたがる若い男性はいません」と語った。
 式を挙げるにしても、タリバンが市民生活に課している厳格な規制のために、祝いのムードは大幅にそがれている。
 タリバン復権以前の結婚式は、歌や踊りで華やぎ、保守的なこの国において男女がいくらか交流できる場でもあった。
 だがこの日の結婚式では新婦と新郎、そして参列者も、会場を巡回するタリバン戦闘員によって終始、隔てられていた。唯一の余興は、詩の朗読と式の主催者である慈善団体の演説だった。
 報道関係者は新婦に話し掛けることを禁じられた。だが、新婦の撮影は許可された。
 この間、タリバン政権は女性に対する規制を徐々に強めている。男性から隔離し、過去20年間に女性が獲得したわずかな進歩を後退させている。
 先月、タリバンは女性に対し、できる限り自宅で過ごすべきとの方針を示し、公共の場でのブルカ(全身を覆う衣服)着用を義務付けた。【翻訳編集AFPBBNews】

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