2022-05-26 23:27国際

米国務長官、対抗姿勢を鮮明=「新冷戦望まず」―中国戦略演説

 【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は26日、ワシントン市内でバイデン政権の「中国戦略」について演説し、「中国が国際秩序を変える意図とそれを実行する経済的、外交的、軍事的、技術的な力を持つ唯一の国家だ」と対抗姿勢を鮮明にした。一方、「新冷戦を望まず、回避する決意だ」と述べるとともに「米国は平和と安定を維持する国際法を強化し、擁護する」として、ルールに基づく国際秩序の下での米中の共存を図る考えを強調した。
 演説は40分を超えた。ブリンケン氏は中国共産党が習近平総書記(国家主席)の下で「国内でより抑圧的、対外的にはより敵対的となった」と危機感を表明。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中でも、「中国による国際秩序に対する最も深刻で長期的な挑戦に集中し続けていく」と語った。
 ブリンケン氏はその上で、中国の行動を左右する「戦略的環境」をつくり上げていく必要があると強調。バイデン政権は競争力や技術革新、民主主義の強化に向けて投資するほか、同盟・友好国との連携を深め、「米国の利益を守り、未来へのビジョンを打ち立てる。米国の労働者のために闘う」と訴えた。
 また、台湾は中国の一部とする中国政府の立場に異を唱えない「一つの中国」政策など、歴代米政権が維持してきた方針を繰り返した。一方、「(変わったのは)中国が台湾と他国の関係を断絶させようと威圧を強めていることだ」と非難。ただ、米中衝突などの不測の事態に陥ることは避ける考えも示した。 
[時事通信社]

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