2022-05-20 19:40経済/写真

携帯「0円」、顧客争奪戦=廃止の楽天から流出

「0円」めぐる携帯各社の動き
「0円」めぐる携帯各社の動き

 携帯電話料金「0円」プランの廃止を決めた楽天モバイルから乗り換える顧客の争奪戦が熱を帯びている。KDDIの格安プラン「povo(ポヴォ)」は契約申し込みが急増。ソフトバンクは20日、「LINEMO(ラインモ)」の実質無料キャンペーンを打ち出し、通信料金を安く抑えたい層の囲い込みを狙う。
 楽天モバイルは今月13日、データ使用量1ギガバイトまでなら通信料が無料のプランを終了すると発表した。0円プランは携帯業界で後発の楽天が顧客基盤を広げる役割を果たしたが、基地局などの先行投資が重荷となって大幅赤字が続いており、導入からわずか1年余りで廃止を決めた。
 楽天の契約者は7月以降、全く使わなくても月1078円支払うことになる。ポイント還元などで10月末まで実質無料を維持して顧客をつなぎ留めようとしたが、早くも「1ギガ以下の契約者で解約が見られた」(担当者)という。
 受け皿になっているKDDIのpovoは、基本料が0円で使いたいデータ量をその都度購入する独自の「トッピング」スタイルが特徴。楽天の廃止発表後、契約申込件数が約2.5倍に膨らみ、一時は手続きが滞った。
 ソフトバンクのLINEMOも乗り換え契約が倍増。「市場が流動的になっている」(担当者)とみて、月額990円で3ギガまで使えるプランを半年間、ポイント還元で実質無料にすると発表した。 

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