2022-05-20 17:18経済/写真

大手賃上げ率2.27%=22年春闘、好業績企業は「3%」―経団連

大手企業の賃上げ回答額と賃上げ率の推移
大手企業の賃上げ回答額と賃上げ率の推移

 経団連は20日、大手企業の2022年春闘妥結状況(第1回集計、14業種81社)を発表した。定期昇給を含む月例賃金の引き上げ率は、業績回復を背景に2.27%(7430円)と、18年以来4年ぶりに前年(1.82%)を上回った。このうち業績がコロナ禍前の水準に回復した企業(26社)は3.02%(9748円)だった。 
 岸田文雄首相は春闘に向け、業績がコロナ前まで回復した企業の「3%を超える賃上げ」に期待を表明。これを受け、経団連は従来の集計に加え、好業績企業を切り出したデータも公表した。経団連は「19年から続いた低下傾向から反転し、及第点はいただけるのではないか」(幹部)と評価。足元で進む物価高に関しては「賃金への反映は来年の交渉要素」(同)との考えを示した。
 賃上げ率が前年を下回ったのは、貨物運送(1.28%)と商業(1.70%)の2業種。建設(3.76%)や鉄鋼(2.98%)、機械金属(2.71%)など12業種は上回った。
 調査は21業種の大手252社が対象で、回答があった企業を集計した。最終集計は7月に公表する予定。

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