「飽和潜水」19日午後開始=作業船、現場海域へ―知床事故
北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、深い海に潜水士を送り込む「飽和潜水」の資機材を載せた作業台船が18日夕方、網走港(網走市)を出航した。19日午前に現場海域に到着し、午後には潜水士が水深約120メートルの海底に潜り、カズワンの船内捜索などを始める予定。
飽和潜水を担当する潜水士は、19、20両日に船内外で行方不明者を捜索する。その後、船体引き揚げの可否を判断するための調査を行い、可能と判断されれば速やかに着手する方針。
担当の潜水士は4人。網走港を出航後、3人が特殊なガスで満たされた加圧室に入り、高い水圧に体を適応させる。1人は船上に残り、作業の指揮を執る。潜水開始は19日午後1時を予定。潜水士は約1時間半かけて海底に潜り、一日最大5時間捜索活動を行う。
第1管区海上保安本部(小樽市)によると、ロシア側が北方領土・国後島西方の海域で収容したリュックサックと日本人名義の銀行カードが18日午後、ユジノサハリンスクの日本総領事館に引き渡された。外務省経由で海上保安庁が受け取るという。
また、知床半島先端付近の文吉湾で18日午前、地元漁師が水深6~7メートルの海底から灰色のタンクトップや黒のポーチなどを回収。潜水士6人が19日午前、付近海域で不明者捜索を行う。
[時事通信社]
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