2022-05-18 05:46国際

ゼレンスキー氏、「生還」命令=製鉄所の精兵、淡々と投降―ウクライナ・マリウポリ

 ロシア軍による2カ月半にわたるウクライナ南東部マリウポリの包囲戦は、とりでのような地下構造を持つアゾフスタル製鉄所を拠点に抵抗してきた精鋭部隊「アゾフ大隊」の兵士らが16日以降、投降を始め、事実上終結した。「生還せよ」。ゼレンスキー大統領の苦渋の命令が、幕引きのきっかけとなった。
 ロシア国防省が公表した映像によると、重装備のロシア兵が屋外でウクライナ兵を囲み、一人一人爆発物を持っていないかなどを入念にチェック。包帯を巻いた負傷兵は担架で車両に運ばれた。頑強に抗戦してきた精兵も「捕虜」の身となり、暴れたり、取り乱したりすることなく、淡々と武装解除に応じた。
 ゼレンスキー氏は16日の動画メッセージで「英雄が生きていてくれることが必要だ」と強調。要衝の陥落はもはや時間の問題で、投降を認めてもアゾフ大隊に同情的な国民の理解を得られると踏んだとみられる。 
[時事通信社]

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