2022-04-05 10:31World eye

温室ガス排出、3年以内にピークに  IPCC報告書、「即時行動」訴え

【AFP=時事】国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は4日、地球温暖化対策に関する最新の評価報告書を公表し、人類が「生存可能な未来」を確保するためには、温室効果ガスの排出を3年以内に減少に転じさせ、2030年までにほぼ半減させる必要があるとの見解を示した。≪資料写真≫
 IPCCは、今からでも目標の達成は可能だと強調。ただし、各国が現状の対策に固執すれば、破局的な気温上昇につながるとしている。
 アントニオ・グテレス国連事務総長は、報告書の公表に際してビデオメッセージを寄せ、「一部の政府首脳や企業幹部は言行不一致だ。率直に言えば、うそをついている。その結果は破局的なものになるだろう」と、気候変動対策に消極的な一部諸国や企業を非難した。
 報告書は、目標達成のためには多大な投資と「即時の行動」が必要であり、その影響は現代的な生活のほぼ全面に及ぶと説明。最優先課題として、温室効果ガスの排出をピークアウトさせることを挙げた。
 地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では、今世紀末の気温上昇を産業革命前から2度未満、可能なら1.5度にとどめるという目標を掲げている。
 報告書は、2度未満の目標を達成するには25年までに排出量をピークにする必要があると指摘。1.5度の努力目標を達成するには、30年までに43%、50年までに84%の排出削減が必要とした。
 さらに、排出量の削減だけに頼るのではなく、大気中から二酸化炭素を回収する技術を大幅に向上させる必要があるとしている。【翻訳編集AFPBBNews】

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