ウクライナの子が描く「ゲルニカ」=平和へ願い、国内5都市で展示
ウクライナの子どもたちが平和の願いを込めて描いた絵画「キッズゲルニカ」が11日、東京都など国内5都市で展示された。ロシアの軍事侵攻のさなかの開催となり、主催した実行委員会の赤坂陽子さん(57)は「現地の状況を聞くたびに胸が痛む。絵を通して日常が大事なんだと伝わるきっかけになれば」と語った。
平和を題材に、ピカソの反戦絵画「ゲルニカ」と同じサイズの大キャンバスに描いてもらう国際プロジェクトで、これまでに各国で100点以上が制作された。今回の作品は2017年に首都キエフ、チェルノブイリ原発の事故処理に従事する作業員が暮らすスラブチチ、東部ドネツク、ルガンスクの子どもたちが筆を執った5点。この日は被爆地の広島県と長崎県、原発事故のあった福島県、京都府でも展示された。
東京芸術劇場(豊島区)で作品を夫婦で鑑賞した橋本徳長さん(58)は「平和な毎日を望む気持ちは僕たちと同じ。日常を取り戻すために即時停戦を強く求めたい」と力を込めた。実行委の今井妙子さん(56)は「芸術を通して暴挙にあらがうことはできると思う。純真無垢(むく)な気持ちを感じ取ってほしい」と話した。
[時事通信社]
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