円、5年2カ月ぶり安値=一時116円80銭、株も反落―東京市場

11日の東京外国為替市場の円相場は下落し、一時1ドル=116円80銭と2017年1月以来約5年2カ月ぶりの安値水準となった。米長期金利の上昇による日米金利差拡大が意識され、円売り・ドル買いが進んだ。午後5時現在は116円71~73銭と前日比79銭の円安・ドル高。
一方、東京株式市場では欧米株の下落を受けて、日経平均株価が一時700円超下落。終値は前日比527円62銭安の2万5162円78銭と大幅反落した。
10日に発表された2月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが40年ぶりの大きさだったことでインフレ懸念が強まり、米10年物国債利回りが一時2%を突破。この影響で、より利回りの低い円を売ってドルを買う動きが強まった。
ウクライナ情勢や世界経済の見通しが不透明な中、欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和策の縮小加速を決定し、米国も来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが確実視されている。市場関係者は「円売り・ドル買いに勢いがついている」(外為仲介業者)と指摘。円相場は11日のロンドン市場で一時117円台に乗せた。
株式市場では10日に上昇した半導体関連株や自動車株などに利益確定売りが膨らんだ。
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