2022-02-27 22:41国際

国際決済網からロシア排除=日米欧、最大級の金融制裁―ウクライナ侵攻で圧力強化

 【ワシントン、ブリュッセル時事】米国と欧州連合(EU)は26日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対し、世界の銀行決済取引網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から一部銀行を排除する新たな制裁を科す方針を表明した。ロシア中央銀行の外貨準備の利用も制限し、為替介入による通貨防衛措置を封じる。経済的な結び付きが強いドイツなどに慎重論もあったが、国際秩序に挑戦するロシアに対して強硬姿勢で結束を示す。
 米EUに加え、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダが共同声明で発表した。日本も27日に参加の意向を表明。これを受け先進国7カ国(G7)首脳は改めて声明を出し、「この戦争はプーチン・ロシア大統領にとって戦略的失敗であることを団結して証明する」と宣言した。米欧日は連携してロシアの孤立化を図るとともに、貿易の停滞による急激なインフレと大幅な通貨安でロシア経済と金融市場に打撃を与える構えだ。
 SWIFTは銀行間で国際送金・決済を行うためのシステム。米高官は「最大級の制裁として最も重要な金融システムからロシアを事実上締め出す」と説明した上で、ロシア最大手ズベルバンクを含めて「米欧が既に制裁を科すと発表した主要銀行」が対象候補になると語った。ロイター通信によると、「ロシアの銀行の約70%が影響を受ける」(EU外交筋)という。SWIFTは声明で「数日中に実施する準備を進めている」と表明した。 
[時事通信社]

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