2022-02-15 16:43社会/写真

「ファスト映画」投稿容疑=ユーチューバー逮捕、全国2例目―宮城県警

ファスト映画と広告収入の仕組み
ファスト映画と広告収入の仕組み

 映画を10分間程度に無断編集し、結末までの筋立てを明かす「ファスト映画」を動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿したとして、宮城県警は15日、著作権法違反容疑で神奈川県座間市相武台のユーチューバー高杉幸男容疑者(48)を逮捕した。
 ファスト映画をめぐっては、宮城県警が昨年6月に別のグループを全国で初めて摘発し、主導した男らの有罪判決が確定。今回は全国2例目とみられる。県警によると、高杉容疑者は「引用の範囲なので違法ではないと思っていた」と容疑を否認しているという。
 逮捕容疑は2021年1月31日~7月1日ごろ、無許諾で韓国映画「パラサイト 半地下の家族」など映画3作品の映像を編集しナレーションを付けたファスト映画を、複数回にわたりユーチューブで公開した疑い。
 昨年10月、業界団体「コンテンツ海外流通促進機構」(東京)が県警に情報提供し、発覚した。同団体によると、ファスト動画の投稿は20年春ごろ急増。最盛期は50を超えるアカウントが存在し、作品が「ただ見」されたことによる被害額は約960億円に上ると試算された。 
 作品の結末を明かす「ネタバレ」行為をめぐっては、漫画のせりふなどを丸写ししたネタバレサイトの運営者らが福岡県警に著作権法違反容疑で書類送検されるなど、各地で摘発が進んでいる。
 高杉容疑者は初摘発の報道後も、「動画の広告収益の一部は配給会社側に支払われており、合法だ」と主張し、一定期間活動を継続していた。

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