百貨店売上高、4.4兆円=微増もコロナ前比2割減―21年

2021年の全国百貨店売上高は、前年より2000億円程度多い4兆4000億円規模になったことが22日、分かった。新型コロナウイルス流行で長期の臨時休業を強いられた前年(4兆2204億円)を上回ったものの、コロナ禍前の19年(5兆7547億円)に比べると、2割以上落ち込んだ。
日本百貨店協会が25日、発表する。
21年は、各社とも店舗の一部休業や売り場への入場制限などを余儀なくされた。来店客が伸び悩む中、売り上げを底上げしたのは腕時計や宝飾品、高級ブランド品などの高額商品だった。「旅行に行けなくなった富裕層が購入していた」(大手百貨店)という。
緊急事態宣言が昨年9月末で全面解除された後は、客足も徐々に回復。感染が落ち着いていた年末年始商戦は、各社とも好調だった。ただ、最近は変異株「オミクロン株」の感染者急増に伴い客足が鈍り始めており、22年も先行きが見通せない状況だ。
百貨店売上高は「ユニクロ」など専門店の台頭やインターネット通販の浸透により、1991年の9兆7130億円をピークに減少傾向に歯止めがかからない。4兆4000億円は、高度経済成長が終わった後の76年に近い市場規模だ。
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