米、ロシア要求に来週回答=緊張緩和模索で協議継続―ウクライナ情勢めぐり

【ワシントン、モスクワ時事】ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外相は21日、スイスのジュネーブで会談し、ロシア軍の国境集結で緊張が続くウクライナ情勢を協議した。会談では、米国が来週に北大西洋条約機構(NATO)不拡大などのロシアの要求に書面で回答することで一致。衝突回避に向けた協議を継続することになった。
バイデン米大統領が19日に「私の見立てでは(ロシアが)侵攻する」と述べ、ロシアとウクライナとの軍事衝突について踏み込んだ認識を示し、事態は一層緊迫化。約1時間半にわたり協議が行われ、両外相は会談後に個別に記者会見した。
ブリンケン氏は会見で「議論は率直で中身のあるものだった」と説明。ロシア軍侵攻には「団結した迅速かつ厳しい対応を取る」と表明し、ウクライナの主権を擁護する米国の立場を改めて訴えた。また、欧州諸国と検討した緊張緩和策も提示したが「交渉ではなく意見交換だった」という。
一方、ラブロフ氏はNATO不拡大などを求めるロシアの要求に対し、「来週に書面による回答をわれわれに提示することで合意した」と話した。「ロシアは一度たりともウクライナ国民を脅したことはない」と主張し、侵攻の意図も改めて否定した。
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