偏西風蛇行で寒気流入=日本海側大雪の要因―気象庁

気象庁は21日、昨年12月下旬から今年1月上旬の日本海側を中心とする大雪は、北側の偏西風(寒帯前線ジェット気流)が蛇行して日本付近まで南下し、寒気が流入しやすかったのが要因と発表した。近畿の日本海側では12月の降雪量が平年比504%に上り、2005年12月(同640%)に次いで統計史上2番目に多かった。
今後1カ月も一時的に大雪になる恐れがあり、注意が必要という。
日本への寒気の流入は、北極海上空の寒気を伴う低気圧「極渦(きょくうず)」が分裂して南下したり、南側の偏西風(亜熱帯ジェット気流)が日本付近で南に蛇行したりしたことも影響した。この南側偏西風が蛇行した背景には、ラニーニャ現象によるフィリピン付近の対流活動の活発化があったとみられる。
昨年12月下旬には日本海北部の海面水温が平年の同時期より1度以上高く、水蒸気が多かったことも、降雪量の増加につながった可能性がある。
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