2022-01-21 11:46World eye

カラバッジョ天井画のある邸宅、買い手つかず 4月に再度競売へ

【ローマAFP=時事】ルネサンス後期のイタリア美術の巨匠カラバッジョ唯一の天井画が確認されているローマの邸宅が18日、競売に掛けられたが、買い手がつかなかった。≪写真はカラバッジョの天井画が唯一確認されている伊ローマの邸宅≫
 競売の関係者、カミロ・ベルデ氏は、「入札者がいなかった」とAFPに語った。
 同氏によると、邸宅は4月7日に再び競売に掛けられる。開始価格は今回の4億7100万ユーロ(約611億円)よりも約20%安く設定されるという。
 広さ約2800平方メートルの邸宅は、ローマ中心部のベネト通りとスペイン階段の間にある。数世紀にわたり、貴族のボンコンパーニ・ルドヴィージ家が所有していた。
 邸宅は、当主のニコロ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ公が2018年に死去したことで、相続争いの末に売りに出された。競売は裁判所の命令で行われた。
 カラバッジョの油彩画は1597年に描かれたもので、1階の廊下の天井にある。ジュピター、ネプチューン、プルートの3体の神々が中心にある天球の周りに集まる様子が描かれている。
 美術史家のクラウディオ・ストリナーティ氏はAFPに対し、天井画は「最初期の作品の一つであることは確かだ。カラバッジョは宗教画ばかり描いていたため、神話が題材というのは非常に興味深い」と話した。【翻訳編集AFPBBNews】

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