2022-01-20 18:23経済/写真

SBI新システム、福島銀が導入=24年稼働、デジタル連携強化

SBIの地銀向け新システム
SBIの地銀向け新システム

 SBIホールディングスは20日、地方銀行向けに開発中の新たな基幹システムを、同社と資本提携する福島銀行が導入すると発表した。2024年中の運用開始を目指す。新システムはインターネット上でデータを管理するクラウドサービスを活用。コストを抑制しつつ、先進的なデジタル金融サービスに柔軟に対応できるのが特長だ。
 IT企業のフューチャーアーキテクト(東京)と共同開発。導入を決めたのは福島銀が初めてで、SBIは30年度までに地銀10行程度による採用を目指す。 
 長引く低金利や人口減少で経営環境が悪化する地銀にとって、システム費用は大きな負担となっている。SBIは、NTTデータや日本IBMなど大手が独占的なシェアを持つ銀行システムの開発で、新たな選択肢を提示したい考えだ。
 SBIは19年以降、島根銀行や福島銀など8行と資本提携し、「地銀連合構想」を掲げる。出資先を含む幅広い地銀による新システム導入で事業構造改革を後押しするとともに、自身の顧客基盤の拡大にもつなげる意向だ。
 新システムは、米アマゾン・ドット・コム傘下のクラウドサービスを活用。SBIグループや外部企業が提供するさまざまなデジタル金融サービスとネット上で接続させることで、コストを抑えながら迅速に機能を拡充できる。福島銀は「業務効率化を加速し、顧客に利便性の高い、最新の金融商品やサービスを提供する」と説明した。
 銀行の投資負担を軽減するため、初期の開発費用はSBIなどが設立するファンドが拠出。地銀側は年10億円程度の利用料を払う一方、ファンドに一部出資し、システムの利用が拡大すれば利益分配金を受け取れる仕組みにした。

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