タリバン、デモ発生の地方都市でパレード
【マイマナAFP=時事】アフガニスタン北西部ファルヤブ州の州都マイマナで16日、イスラム主義組織タリバンの戦闘員がパレードを行い、武力を誇示した。マイマナでは数日前、タリバン司令官の拘束に抗議するデモが発生し、近隣州から鎮圧のための部隊が派遣されていた。≪写真はアフガニスタン北部ファルヤブ州の州都マイマナでパレードを行うタリバン戦闘員≫
拘束されたのは市民に人気のウズベク人司令官で、拉致計画に関与した疑いが持たれている。
ウズベク人とパシュトゥン人、タリバン戦闘員の間で緊張が高まるとの懸念が広がった。ウズベク人とパシュトゥン人が衝突し、それぞれの民族に死者が出たという情報もあるが、確認は取れていない。
国防省幹部のラティフラ・ハキミ氏は先週末、「隣接する州から数百人規模の部隊を派遣した。事態は収拾された」とAFPに語った。
16日のパレードでは、白の民族衣装にカーキ色のミリタリーベスト、イスラム教の文言が書かれたスカーフを身に着けた戦闘員が行進。迷彩服を着た重装備の戦闘員も、昨年夏にアフガニスタン政権と米軍から奪ったピックアップトラックや走行車両の後部に乗りパレードに加わった。
マイマナの市民が沿道に並び、携帯電話でパレードを撮影していた。その多くは無表情だった。
自営業の20歳男性は「2日前までデモのせいで治安が良くなかったが平常に戻った」「今直面している問題は仕事がないことだけだ。みんな治安には満足している」と語った。
アフガニスタンは経済崩壊の危機にひんしており、国連(UN)は人口の半数以上が深刻な飢餓に直面していると推計している。
タリバンは組織内の規律維持の問題に直面している。特に遠隔地では、地元の司令官が中央の命令を無視したり、独自の規則を課したりなどしている。【翻訳編集AFPBBNews】
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